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将軍 と 副将軍 の違い

将軍は江戸幕府のトップであり、正式には征夷大将軍という。
副将軍は正式な地位ではない。江戸の庶民が江戸常住を認められていた水戸藩主を副将軍という通称で呼んでいたのだ。

江戸幕府の組織図ではトップが将軍で、ナンバーツーが老中(または大老)となっている。
副将軍は正式には存在しないのだ。

将軍江戸幕府のトップ
副将軍水戸藩主の通称。正式な地位ではない

なぜ水戸藩主が副将軍と呼ばれるようになったのか?
その理由は参勤交代に由来する。

江戸幕府は各藩の財力を消耗させるため、諸大名に参勤交代を義務付けた。
1年ごとに江戸と国元を往復させることで必要以上に出費させ、反乱の余裕を与えなかったのである。

徳川家の分家である紀州徳川家、尾張徳川家も同じように参勤交代の義務を負った。
ところが水戸徳川家だけは、江戸に常駐するだけで参勤交代を免除されていた。

紀州、尾張、水戸の3つの徳川分家を御三家と呼ぶ。
幕府のルールでは、将軍家に世継ぎがいない場合、紀州徳川家または尾張徳川家から将軍を選出することになっていた。(他に、田安・清水・一ツ橋の御三卿からも出せる)

水戸は御三家でありながら、将軍を出すことは許されないルールとなっていた。
これは将軍選出を巡る権力闘争によって、すべての分家がつぶれることを避けるための配慮である。

その代わり、水戸には参勤交代が免除されていたのである。
現代の会社に例えれば「転勤がないが出世もない」と言ったとこころだ。

このため、水戸藩主はいつも江戸にいることから、庶民が副将軍と愛称するようになったのである。
「副」が付くからナンバーツーに思えるが、副将軍よりも老中(または大老)の方が偉いのだ。


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