定規 と 物差し の違い

定規は直線や曲線を描くとき、またはカットするときあてる道具であり、物差しは長さを測る道具である。

定規と物差しを兼ねた道具があるので同じモノだと勘違いしやすいが、元々 定規と物差しでは、使う目的が異なるのだ。

物差しには長さを測るための目盛りが刻まれているが、定規は線を引いたり、カットするときに刃にあてるので目盛りはなくてもいい。

定規には三角定規、T字定規、雲形定規があるが、三角物差しとは言わない。
長さを測ることを目的にするなら、必ずしも目盛りは不要だからだ。

評価尺度の比喩として、物差しという表現を使うことがある。
物差しには「測る」という機能が含まれているからだ。
この場合、定規を比喩として使用することはない。

なお、定規座という星座があるが、物差し座はない。


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