和服 と 呉服 の違い

和服は洋服と区別するために明治時代に作られた言葉だ。
開国後、西欧から今までにないタイプの衣服が国内に入ってきた。

これらを洋服といい、これらに対し、昔からある日本の衣服を和服と呼ぶようになった。
西洋の衣服と区別が必要になり、初めて和服という言葉が誕生したのである。

5世紀頃、中国大陸の呉の国から絹織物の職人が日本に来た。
奈良時代になると、呉の国から伝わった絹織物を呉服と呼ぶようになった。

江戸時代には、綿製品は太物(ふともの)、絹織物は呉服と明確に区分され、扱う店も別であった。
当然、綿製品の店よりも絹織物を扱う呉服店が高級とされた。


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