空港 と 飛行場 の違い

飛行機が離着陸する場所を飛行場という。
その中で、公共性の高い飛行場を空港という。

空港法では、第2条で「この法律において「空港」とは、公共の用に供する飛行場をいう。」と定めている。

どんなに飛行場の規模が大きくても、公共性に欠ける場合は空港とは呼ばないのだ。
この場合の公共性とは、定期便が就航しており誰でも必要に応じて利用できることが条件だ。

例えば、自衛隊専用の飛行場は誰でも必要に応じて利用できない(公共性がない)ので、空港とは言わず飛行場になる。

空港は飛行場に含まれるのだ。

なお、戦前に空港と呼ばれる施設はなく、すべて飛行場であった。
例えば、東京国際空港(羽田空港)は、東京飛行場と呼ばれていた。

終戦後、日本各地の飛行場は米軍に接収された。
それらがようやく返還され始めたのを機に、空港整備法(空港法の前身)が施行された。

この中で、「空港」が定義されたのである。


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