畑 と 畠 の違い

畑は水田に対して焼畑を示す。火で焼いたので、「火」に「田」となっている。
畠も水田に対する言葉で、「白」と「田」で乾いた田を示している。

焼畑は耕作地をローテーションしていく。 一方で、ローテーションせず、毎年同じ場所で耕作する場合が「畠」だ。
現代では、「畠」も「畑」という字で表現されている。

なお、畑も畠も中国から来た漢字ではなく、日本オリジナルの漢字(国字)である。

焼畑を表す"はたけ"が「畑」だ。
林の木々を燃やし、残った灰を肥料とする。

作物を栽培すると地力が落ちるので、そこを放棄し他の場所で焼畑を拓く。
これを繰り返すうちに、最初に放棄された焼畑はまた林に戻っているので、再び焼畑を作る。
このように耕作地をローテーションしていくのが焼畑だ。

田に水をはれば「水田」となり、水をはらずに耕作すれば、"白い田"で「畠」となる。
焼畑と異なり、「畠」は場所をローテーションしない"はたけ"だ。


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