日本標準時 と 中央標準時 の違い

日本標準時と中央標準時は同じである。
法令上の正式名称が中央標準時で、日本標準時は通称である。

日本標準時は世界時から9時間離れています。

日本標準時

東西に長い国(オーストラリア、米国、ロシア等)は、1つの標準時で国内をカバーできないため複数の標準時を利用している。
たとえば米国は本土で東部時間と西部時間の二つの標準時を利用しており、さらにハワイ諸島などは別の標準時になっている。

日本では全国どこへ行っても同じ時刻を使っているが、これは日本が単一の標準時を使用しているからだ。
これが日本標準時である。日本標準時は通称であって、正式には中央標準時という。

中央標準時

日本の標準時に関する法令は明治時代に制定された。
国土の大部分を中央標準時、八重山列島・宮古列島のほか、当時日本が統治していた台湾・澎湖諸島を西部標準時としてう二つの標準時が利用された。

二つの標準時は40年以上使用された後、昭和12年に改正され西部標準時がなくなり、中央標準時だけになった。

ところが、日本の標準時が単一になったのにもかかわらず、中央標準時の名称はそのまま残ったため、今日でも中央標準時が正式な名称のままになっている。


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