凸レンズ と 凹レンズ の違い

レンズの中央が膨らんでいれば凸レンズ、レンズの周囲よりも中央が薄ければ凹レンズである。
凸レンズも凹レンズも光を屈折させる(光の進路を変える)。

凸レンズに入った並行光は焦点に集中するが、凹レンズに入った並行光は広がっていく。

凸レンズ

凸レンズの代表例が虫めがねだ。
光の屈折を利用し、狭い範囲を(小さなものを)大きく見せるのだ。

一方で、虫めがね(凸レンズ)で太陽の光を集中させ、紙などを燃やすこともできる。
凸レンズの作用で光を焦点に集めるからだ。

このように凸レンズには「一点を拡大する」「光を焦点に集める」という働きがある。
これを組み合わせたのが望遠鏡だ。

望遠鏡の基本形は二つの凸レンズだ。
遠くに向けるレンズを対物レンズ、眼で見る側のレンズを接眼レンズと呼ぶ。

対物レンズが光を焦点に集めると、その焦点をルーペで細かい字を拡大するように接眼レンズが拡大する。
接眼レンズは、対物レンズが作った焦点を拡大するルーペなのだ。

対物レンズで光を集め焦点を作り、その焦点を接眼レンズで拡大するのが望遠鏡の原理だ。

凹レンズ

凹レンズは近視用のメガネ等に利用される。


スポンサードリンク

このページのTOPへ