熱 と 温度 の違い
温度は物質の状態を表す。熱はエネルギーの形態の一つで、熱が物質に入ると物質の状態が変わり温度が上昇する。
物質を構成する分子や原子は振動しており、振動が激しいほどその物質の温度は高くなる。
つまり、物質内の分子・原子の振動の状態が温度として表面に現れるのだ。
例えば、水を沸かす場合、低温のときの水分子の振動は小さく、温度が高くなるに従い振動が大きくなる。
振動が大きくなるためには、エネルギーが必要である。
エネルギーが熱の形態で物質に吸収されることで、物質内の分子・原子の振動が大きくなり、温度が上昇する。
反対に物質が冷める(温度が低下する)のは、物質がエネルギーを熱として放出し、エネルギーが減った結果、物質内の分子・原子の振動が少なくなるからである。
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