原子 と 分子 の違い

原子

物質を細かく切り分けていくと、無限に細かくできることはない。
もう、これ以上細かくできない最小の粒子に行き当たる。
この最小の粒子を原子という。

原子の種類は110個ほどだ。
この原子を番号順に並べたものが周期律表である。

世になかには様々な種類の物質が存在する。
その数はおそら数千万種だろう。
数千万種の物質は、もとをただせば、たった約110種類の原子の組み合わせでできているのだから驚きだ。

分子

例えば水という物質は、水素原子と酸素原子の組み合わせでできている。
しかし水素原子と酸素原子がただ集まって水になっているのではない。

1個の酸素原子と2個の水素原子が結びついて、水分子を作る。
この水分子が大量に集まって、目で見える液体の水になるのだ。

気体の二酸化炭素も、二酸化炭素の分子の集団である。
二酸化炭素の分子は、2個の酸素原子と1個の炭素原子が結びついたものだ。

これらの例から分かるように、分子は原子の組み合わせでできる、物質を構成する最小単位である。
原子の種類は約110個ほどのわずかな数だが、分子の種類は無数である。
分子は原子のさまざまなパターンの組み合わせによって作られるからである。


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