オペラグラス と 双眼鏡 の違い

オペラグラスと双眼鏡の違いは、レンズの組み合わせ(光学系)と機構の違いだ。
オペラグラスはレンズが少なく機構も簡単なため、双眼鏡よりも安価である。

オペラグラスも双眼鏡も、遠くのものを大きく見せることが目的だ。
しかし、大きく見せるだけでなく、視野を明るく広くすることも製品として重要である。

オペラグラスは対物レンズに凸レンズ、接眼レンズに凹レンズを用いただけのシンプルな光学系(ガリレオ式光学系)だ。
このため、折りたためる製品もある。
しかし、この光学系では、視野を狭く、暗くなってしまう欠点がある。

双眼鏡は、接眼レンズに凸レンズを用いることで視野をが広く明るくしている。
ところが、この光学系(ケプラー式光学系)では、像が倒立してしまう。上下左右が逆になってしまうのだ。
これを補正するためには、プリズムを利用して光を反射させる必要がある。

光学系にプリズムが入るため、機構が複雑になってしまう。
このため双眼鏡は、大型になり、高額になるのである。

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