目的語 と 補語 の違い
主語とイコールの関係にあるものを補語、主語の動作を受けるものが目的語という。
補語
例文1:
彼は医師になった。
この場合、「彼」イコール「医師」の関係にある。
例文2:
彼は医師である。
この場合も「彼」イコール「医師」の関係だ。
「彼」が主語であるに対し、「医師」を補語という。
主語とイコールの関係になるのが補語なのだ。
これを英語にすると次のようになる。
He became a doctor.
He is a doctor.
目的語
例文3:
彼は医師を見た。
この場合、「彼」と「医師」はイコールではない。
つまり、「医師」は補語ではないのだ。
「彼が見る」という動作の先にあるのが、「医師」だ。
「医師」が「彼が見る」という動作を受けている。
この場合の「医師」を目的語という。
主語の動作の向かう先になるのが補語なのだ。
これを英語にすると次のようになる。 He saw the doctor.
なお、目的語がなくても文が成り立つ動詞を自動詞、文が成り立つためには目的語が必要な動詞を他動詞という。
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