自動詞 と 他動詞 の違い

目的語がなくても文が成り立つ動詞を自動詞、文が成り立つためには目的語が必要な動詞を他動詞という。

自動詞

例文1:
彼は医師になった。

この例では、「彼」は主語、「医師」が補語、「なった」が動詞であり、目的語がない。

目的語がなくても、文が成り立っているので、「なった」は自動詞である。

例文2:
彼は医師である。

この例でも、目的語がなくても、文が成り立っている。
従って「である」は自動詞だ。

例文3:
私は公園で走る。
この場合、「公園で」は目的語ではない。
目的語がないので「走る」は自動詞である。

「公園で」は「私は走る」という動作を補足説明しているのであって、動作の先にあるのではない。
だから、この文には目的語がないのだ。

他動詞

例文4:
彼は医師を見た。

この例では、「彼」は主語、「医師」が目的語、「見た」が動詞である。

仮に目的語を外すと、
彼は見た。
となり、文として成り立たない。

つまり、「見た」は、文が成り立つために目的語を必要とする動詞なのだ。
このような動詞を他動詞という。

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