限定用法 と 叙述用法 の違い
形容詞の使い方には、二種類ある。
限定用法と叙述用法だ。
限定用法
例えば、次の文では、どんな本だかわからない。
This is a book.(これは本です)
そこで、どんな本であるのかを表すために、形容詞が登場する。
This is an interesting book.(これは、おもしろい本です)
本には様々な種類がある。
高価な本、厚い本、古い本、つまらない本・・・・・
そのなかで、「interesting book」は、本の種類を「おもしろい本」とズバリ限定しているのだ。
だから、このような形容詞の使い方を限定用法という。
形容詞が、他の語を修飾するために使われる場合が、限定用法なのだ。
叙述用法
次の例文も「おもしろい本」を表しているが、表現が違う。
This book is interesting.(この本は、おもしろい)
この例文はS+V+C(第3文型)で、interestingは補語(C)だ。
つまり、「This book」イコール「interesting」の関係にある。
このように形容詞が、補語として使われる場合が叙述用法である。
叙述とは、「述べる」という意味だ。
「This book」は、どんな本かと質問されて、「interesting」と述べたから、叙述用法という。
次の例文のようにS+V+O+C(第5文型)でも補語が登場する。
ここで用いられる形容詞も、叙述用法だ。
I found the book interesting.(その本は、おもしろかった)
ここでも「the book」イコール「interesting」の関係がある。
限定用法と叙述用法
interestingは、限定用法と叙述用法の両方で利用できたが、どちらか一方でしか使えない形容詞も多い。 注意が必要だ。
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