干支(えと) と 十二支 の違い

12年で一周する十二支

十二支は馴染み深い。
各年に、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の名称が与えられ、これが12年で一周する。

最近の各年の十二支は次の通りだ。

2008年
2009年うし
2010年とら
2011年
2012年たつ
2013年
2014年うま
2015年ひつじ
2016年さる
2017年とり
2018年いぬ
2019年


10年で一周する十干

十二支と似たような仕組みで「十干」というのがある。
十二支が12年で一周するように、十干は10年で一周する。

十干では、次の名称が各年に順に与えられる。
甲 (きのえ)
乙 (きのと)
丙 (ひのえ)
丁 (ひのと)
戊 (つちのえ)
己 (つちのと)
庚 (かのえ)
辛 (かのと)
壬 (みずのえ)
癸 (みずのと)

2017年の場合、
十二支:酉(とり)
十干:丁(ひのと)
となる。

十二支と十干の組み合わせが干支

十二支と十干を組み合わせた、年の表現方法が「干支(えと)」だ。
干支は、十干と十二支を結合して表現する。
2017年の干支は、「ひのと」と「とり」を組み合わせて「ひのととり」である。

まとめるとこうなる。
十二支:12年で一周する年の表現方法
十干:10年で一周する年の表現方法
干支:十二支と十干の組み合わせ

「今年の干支は"酉"」という人がいるが、これは十二支と干支を混同した誤りだ。
"酉"は干支ではなく、十二支である。

有名な干支に「ひのえうま」がある。
最近では、1966年(昭和41年)が、「ひのえうま」に相当する。
この年は、十干が「ひのえ」、十二支が「うま」なのだ。

「ひのえうま生まれの女性は、気が強い」などの迷信があるため、1966年(昭和41年)の出生数が減っていることが、統計から確認できる。

12年周期と10年周期の組み合わせなので、干支は60年で一周する。
60歳になると、自分の生年の干支が再び巡ってくることになる。
暦が一周して戻ったことから60歳を「還暦」という。


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