白クマ と 北極グマ の違い

白クマも北極グマも全身が真っ白なクマである。
その違いはどこにあるのかと思うが、実は、白クマも北極グマも同じ種類のクマである。

正式な名前がホッキョくグマで、別名がシロクマなのだ。

日本動物園水族館協会のサイト内の「動物電子図鑑」では、どの動物がどこの動物園で飼育されているかを確認することができる。
http://jdb.jaza.jp/Animal/zukan_syu.php

ここで「シロクマ」を検索すると、
「お探しの動物を飼育している園館はありませんでした。 」と表示される。

今度は「ホッキョクグマ」で検索すると、全国21か所の動物園で飼育されていることが分かる。
(2015年12月12日現在)
このことからも「ホッキョクグマ」が正式な名前であることが確認できる。

ホッキョクグマとシロクマの違いは、正式名と別名の違いなのだ。

ホッキョクグマは英語でポーラーベア(Polar Bear)という。
極のクマという意味なので、日本語名のホッキョクグマに相当する。

ポーラーベアは別名ホワイトベア(White Bear)ともいう。
正式名・別名ともに、日本語と対になっているのだ。

地球温暖化のために、北極圏の氷が減少しつつある。
このため、ホッキョクグマの生息域が狭まるため、ホッキョクグマは絶滅の危機に立っている。

国際自然保護連合(IUCN) が発行する「絶滅のおそれのある種のリスト」をレッドリストという。
2006年5月、ホッキョクグマは危急種(VU)としてレッドリストに記載された。


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