幼稚園 と 保育園 の違い
幼稚園と保育園は管轄している役所が違う。
幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省の管轄だ。
文部科学省が管轄していることから、幼稚園は教育のための施設であることが分かる。
小中学校と同様に、幼稚園は学校教育法を根拠にしているのだ。
厚生労働省の管轄なので保育園は福祉のための施設であることが分かる。
「親が仕事の都合で、子供の面倒を見る時間がない」などは、福祉の問題だ。
こういう問題に対処するために保育園がある。
このため、保育園は児童福祉法を根拠にしている。
幼稚園は「子供のために教育する」、保育園は「親のため保育を代行する」いったイメージだ。
幼稚園には、小中学校のように夏休み・冬休み・春休みがある。
一方で、保育園は日曜・祝日、年末年始のみが休みである。(例外もある)
「親のため保育を代行する」のだから、保育園には長い夏休みはないのだ。
さらに「先生」の資格が違う。
幼稚園の先生は「幼稚園教諭」だが、保育園の先生は「保育士」である。
(「保育士」は数年前まで「保母」と称していた)
保育園の保育料は市町村に納めるが、幼稚園の保育料はその幼稚園に納めることになる。
料金の納付先にも、教育機関と福祉施設の差が見えている。
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