サメ と フカ の違い

サメとエイは板鰓亜綱(ばんさいあこう)に属する魚類である。
「板鰓」とはエラが板状に重なっている魚を指す。

サメもエイもエラがシャッターのような形をしていて、それが開閉するのである。
この開閉する板状のエラが下側に付いて平たい魚がエイ、体の横についていればサメになる。
同じ板鰓亜綱に属することからも、サメとエイが近い種であることが分かる。

この板鰓亜綱の中には、ネコザメ目やメジロザメ目、ノコギリザメ目、ガンギエイ目等がある。
「○○ザメ目」「○○エイ目」は、あっても「○○フカ目」はない。

これは、「サメ(鮫)」が正式名称であって、別名がフカ(鱶)だからだ。
フカという種類のサメがいるのではない。

「フカ」は主に西日本で使われているようである。
また中国地方では「ワニ(鰐)」とも呼ぶらしい。

中華料理では、サメのヒレを「ふかひれ」という。
これは地域によらず「ふかひれ」のようだ。
「さめひれ」「わにひれ」というケースは聞かない。


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