告訴 と 提訴 の違い

報道では「○○を告訴した」「△△を提訴した」という言葉を聞く。
「先週の告訴に続き、提訴も検討している」という表現のあるので、「告訴」と「提訴」は明らかに使い分けられている。

どちらも、相手を訴えることには変りはない。
民事上の理由で訴える場合が、提訴。
刑事上の理由で訴える場合が、告訴である。

車が突っ込んで、家の壁が壊された。
しかし、相手は弁償しない。
こういう場合は、損害賠償を求めて裁判所に訴える。
これが提訴だ。

知り合いと口論になり、激情した相手に殴られ大怪我をした。
この場合は、相手に処罰を与えるよう警察に訴える。
これが告訴。

一つの事件でも、民事責任と刑事責任は独立しているので、言葉も分かれているらしい。

ここで、告訴と被害届は似ているように感じる。
告訴と被害届はどう違うのか?

被害届は、被害にあったことを届けるのであって、届ける時点で犯人が分かっている必要はない。

しかし、告訴は「あいつが悪い。処罰してくれ」という意味なので、相手が分かっている必要がある。

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